オフ・バランスとは?

[要点整理]

 

・オフ・バランスとは、バランスシート(貸借対照表)にのっていない資産や負債のことです。
・決算書以外の情報にも注意する必要があります。

 

オフ・バランスとはどのようなこと?

 

オフ・バランスというのは、バランスシート(貸借対照表)に計上されていない資産や負債のことで、簿外資産・負債ともいわれています。新会計基準が導入されたので、損失を隠すというのはなかなか難しくはなっていますが、それでもやはり含み損的なものはありますので、注意が必要です。

 

たとえば、他社の債務を連帯保証している場合などは、その会社が債務を返済できなければ保証を履行しなくてはいけませんが、こういった情報は、決算書には載っていません。先物取引やオプション取引も、現実に損失が確定しなければ、貸借対照表や損益計算書からではわかりません。

 

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※減損会計…固定資産の利用価値が貸借対照表上の金額よりも少ない場合には、減損損失を計上するというものです。

 

 

具体的には?

 

売掛金の中に回収が難しいものがあったり、棚卸資産の中に帳簿価額での販売が難しいものがあっても、決算書からはわかりません。また、リース取引については、実際は固定資産を購入しているのと同じなのに、一定の条件を満たせば固定資産として計上しなくてもよいというものもあります(ファイナンス・リースといいます)。

 

この方法を使うと、固定資産の金額を低くすることができるので、自己資本比率を算定するときなどには、その内容がかなりよく見えてしまいますので、判断を誤りやすいのです。さらに、会社や役員が違法行為をしていた場合、これは会社にとってマイナスの資産になりますが、こうした情報も決算書からは明らかになりません。

 

よって、決算書からは見えないものも多くあるので、さまざまな情報源から総合的に判断する必要があります。

 

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